佐々木秀明氏「平面作品によるワークショップ」
2月16日(土)午後2時〜4時




(橋本さんの2月16日レポートも併せてごらんください)



穏やかな天候に恵まれた土曜日の午後、アーティスト・イン・レジデンス最後のワークショップが開催されました。この日は準備されるものの都合もあるため、要予約で約30名プラス、ムリンさん、ゾルターンさんが見学、また鳴海さんが参加するなど、創作棟一番奥の部屋は熱気ムンムンです。

ワークショップの内容は、佐々木さんが自身の作品で表現している雫に関連する2種類の平面作品制作です。まず一つはさまざまな色を仕込んだアイスキューブを使い、徐々に溶け出し大判の紙に落ちる雫の波紋や飛び散りなど、偶然が生み出すデザインをもとに絵の具や色鉛筆などを駆使して絵を描いていくもの。中でも子どもたちの発想力には驚かされますね〜。雪を山盛りに紙の上に置く子、紙の中を川が流れる!?子など、楽しく、芸術的な作品がたくさん誕生しました。

二つ目は暗い廊下で行ったもの。これは下から照明をあてたガラス板の上に漏斗のようなものを設置、雪や氷などを入れてガラス面に落ちる雫の陰影を、壁に貼った紙に自分なりの感性や捉え方で表現していきます。ライトの位置や漏斗の高さを調節するとさまざまなバリエーションがいくつもできあがり、みんな楽しそうに作品づくりに没頭しました。

2時間もあっという間、最後に佐々木さんから「失敗したと悔しがっている人がいましたが、私から言わせれば、どこが失敗なのかがわからない」という講評をいただき大爆笑の中、めいめいが自分の作品を手に(乾かすために預かってもらう人もいましたが)満足気に帰宅の途につきました。さてさて、十うん年ぶりの美術の時間は眠っていた美術心の目を醒ますと同時に少々お疲れ、花の土曜日、飲みにも出ずに爆睡でございました。準備をしてくださったサポーターの皆さん、お疲れさまでした!!

文:角谷(広報班)

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