AIR INFORMATION  5月18日

オープンスタジオが行われましたよ〜!
(広報サポーター:かどや)



アーティスト・イン・レジデンス展を間近に、5月18日(日)午後1時〜4時、初めてのオープンスタジオが開催されました。当日はあいにくの雨模様でしたが、2回行われたギャラリーツアーには、約50名の参加者が集まりました。この日はレジデンス展を1週間後に控えて各作家は追い込み真っ最中!なおかつ創作サポート隊も、木を削ったりペンキにまみれて塗りをしたりと、まさに体をはったサポートが続くなか、参加者の皆さんは作家とコミュニケートすることはできませんでしたが、みなさま、熱心に出来上がっていく作品と創作の様子を見ていらっしゃいました。
ここでお届けする映像は当日をふくめた数日前のものです。日ごとにできあがっていく作品の過程をほんの少しだけお見せしましょうね。もしかしたらレジデンス展のオープン当日には、全く違うものになっているかもしれませんけれど!

  



映像の中にオランダのパウル・パンハウゼンさんと奥さまのヘレナさんとの共同作品が実はありません。というのも、手違いから到着が遅れたパウル夫妻、音によって空間を作り上げる「サウンド・スカルプチャー」を発表する予定なのですが、スタートするのは20日の月曜日からとか。イメージとしては、鳥居を連想させる柱同士に琴の弦のように糸をわたし、作家が糸の間を通り抜けることで音を表現しようという大掛かりな作品になりそうです。私達が自由に触れることができるミニチュアも作る予定なのだとか。展覧会当日がとても楽しみです!!



●鈴木正治氏の作品は石の彫刻。八甲田山をはじめさまざまなイメージを石に自由自在に彫り込んでいきます。鈴木さんをずっとヘルプしていらっしゃる方々の言葉を借りれば「鈴木さんが彫ると堅い石がまるで飴みたい」だとか。創作中にどんどんイメージを膨らませながら作品ができあがっていきます。

  



●渡辺信子氏の作品は厚手の布を張った立体作品。今回のように大きな作品をつくるのは初めてだとか。「この場所にインスピレーションを受けてのこと」だと話されていました。この日はサポーターの手を借りて布のアイロンがけの真っ最中。「あまり、急いで作りたくない」という渡辺氏。センターの環境がいたく気に入ったご様子です。

  



●稲垣立男氏の作品は期間限定の「雲谷博物館」!一昨年のパドゥルスの際に展示で使用した雲谷公民館??を会場に、周辺に住む住民のみなさんへの聞き取り調査をもとに展示します。聞き取り調査もそうですが、この日は公立大生の学生サポーターが中心となって展示台を製作中でした。

  



●ヤックウェラップタン氏の作品は木の彫刻。創作棟ではサポーターともども木の粉まみれになりながら磨きにはいっています。もともと絵画を専門とするヤック。創作棟に独特な雰囲気を放つ彼の作品が飾ってあります。今回はセンターを訪れてから彫刻をつくりたくなったとか。彼にとって初めての挑戦ということでした。

  



●アニアス・ワイルダー氏の作品はとても繊細なバランスが要求されます。一回目のキックダウンが成功した二回目の作品は円錐をさかさまにしたような形。段ボールで型紙をつくりたてた後、木片を組ませながら積んでいきます。何回もくずしながらゆっくり、精神を落ち着かせながら孤独な作業です。

  



●陸根丙(ヨク・クンビョン)氏の作品はギャラリーBにありますが、ご本人がニューヨークに行っている最中で、サポートもなく静まり返っていました。19日に再び来青されたことを確認しましたが、果たしてどんな作品を見せてくれるのか...。楽しみです。

  



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